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Hiperbaric(ハイパーバリック)社

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産業機械

Hiperbaric(ハイパーバリック)社

Hiperbaric社は食品産業用HPP装置のメーカーとして 1999年にスペインのブルゴスで設立されました。
HPPとは、High Pressure Processingの略で、"超高圧殺菌処理"という意味になります。
Hiperbaricという社名自体が"高圧力"という意味であり、HPP装置に専門特化した機械メーカーとして、全世界で稼動しているの食品産業HPP機のNo.1シェアを誇っております。
Hiperbaric社は機械の開発・製造のみならず、HPP食品の研究開発チームも有し、世界的にHPP市場の発展を牽引し続けています。

HPP(High Pressure Processing:超高圧殺菌処理)とは?

HPPとは、包装後の食品に対して、最大600Mpaの静水圧を数分間かけることで低温殺菌する技術です。
食品に対して高圧力をかけることによる非加熱殺菌の効果は、19世紀には既に発見されていましたが、実際にHPP食品が開発されたのは1990年代に入ってからです。2000年以来、HPPは様々なタイプの食品に対して適用されるようになっています。
HPPは食品本来の風味や栄養素を維持しつつ、伝統的な加熱処理や薬品処理の代替となりうる殺菌技術です。

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HPP装置の処理工程
包装済みの食品を、ベッセル(Vessel)と呼ばれる圧力チャンバーに投入します。製品投入後にベッセルに栓をし、増圧機(Intensifier)と呼ばれる圧力水ポンプを使い、高圧水をベッセル内に注入します。高圧水を注入し続けることで、ベッセル内の水圧を最大600MPa(6,000bar, 87,000psi)まで上昇させて処理を行います。
低温(4℃〜10℃)あるいは室温下において、400MPa以上の圧力をかけることで、食品内に存在する微生物(バクテリア、ウイルス、酵母、カビ、寄生虫等)を不活性化させることが出来ます。それにより、貯蔵期間を延長し、食品の安全性を担保することができます。

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HPPの利点

便利な食べ物、高品質な風味と高い栄養価、無添加/ナチュラル、機能性食品etc.. 今日の市場・消費者からのニーズに応える為には、最新の非加熱殺菌技術を利用した革新が必要です。HPP(High Pressure Processing)はその中で最も有効な技術です。従来、食品保存の為に用いられてきた加熱処理の技術は、ビタミンの破壊や風味の劣化といった弱点がありますが、HPPを利用することでこれらの弱点を避けることができます。

HPPの主な利点
●高品質な食品
食感や栄養素といった、新鮮な食品の特徴を保つことができる。
●返品の削減・顧客満足度UP
貯蔵寿命の延長。
●無添加でナチュラルな食品
保存料不使用あるいは大幅に削減。
●環境にやさしい製造工程
処理に必要なのは水(リサイクル可)と電気のみ。
●安全な食品・輸出対応
病原菌(リステリア菌、サルモネラ菌、ビブリオ、ノロウイルス等)の殺菌。
●食品品質の維持
食品の劣化の要因となる微生物を大幅に削減。
●競争力の高い革新的な食品の開発
加熱処理では作れなかった製品を開発。

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HPPの応用例

HPPは革新的である一方で産業的に成熟した技術です。様々な種類の食品加工に適用することができます。
Hiperbaricの装置は、「ナチュラル」「新鮮」「安心・安全」「便利」といった、今日食品に求められる様々なニーズに応えるための技術的なソリューションをご提供します。

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機械のラインナップ

Hiperbaric社は1999年の設立以来、食品産業用HPP装置に特化して開発・製造そして市場開拓し続けてきました。
同社が開発してきた機械の仕様の多くが、今日の食品用HPP装置のワールドスタンダードとして採用されています。

  • ●水平タイプの圧力チャンバー
  • ●据付の簡便性
  • ●自動化オプション
  • ●信頼性
  • ●最適化されたトレーサビリティ
  • ●エネルギー効率及び生産性が高い増圧器
  • ●環境への配慮
  • ●食品業界をターゲットにしたデザイン
  • ●洗浄性、メンテナンス性、エルゴノミクス性

ラインナップ
ベッセル(高圧水を充填するチャンバー)のサイズにより、以下5種類のサイズの機械(55L、135L、300L、420L、525L)をご用意しています。

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