約3年に亘り、世界中で猛威を振るった新型コロナウイルスCOVID19は、2020年2月に日本でもダイヤモンド・プリンセス号で感染が確認され、3月の緊急事態宣言発出により、通常の営業活動を含む経済活動に大きな支障を生じせしめ、我々の生活にも大きな変化をもたらしました。
コロナ禍の当社の営業活動も在宅勤務中心にTeams、Zoom等のツールを利用したリモートワークが浸透しました。
そのような中の同年6月、KGKの50年を超える歴史の中で初めて、わが社の生え抜きである木村広が社長に就任しました。
そして、2000年の工作機械と産業機械の統合以来、基本的に商品別本部事業展開を行ってきたわが社にとって初めての地域別本部組織(東部営業本部、中部営業本部、西部営業本部)を2021年4月に導入し、お客様にフルライン商品提案を行う地域密着の営業活動を開始しました。
また、ESG対応として、環境・エネルギー分野に特化したGX推進部の旗揚げを行いました。
2022年11月、コロナの影響がまだ残る中日本国際工作機械見本市(JIMTOF)が4年ぶりに開催され11万4千人が来場し大盛況となりました。
そこでわが社はコロナ前から業務提携を進めてきた中国製の超高性能マシニングセンターである北京精彫製の超精密微細加工機と、画期的低価格とメンテナンス性を実現したKOCEL製の砂型3Dプリンターを出展しました。
特に北京精彫の超精密加工機については、これまでのマシニングの常識を破る画期的な製品として、メディアでも取り上げられ大きな話題になりました。
2023年5月、会社創立60周年を迎えたわが社は、同年7月に60周年記念行事として、国内全拠点の従業員を招待しシャングリ・ラ東京で、記念パーティーを開催、書家パフォーマンスに「創造」の揮毫をお願いし、大盛況となった。