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東欧から差別化された大型輸入機で重厚長大産業を中心に対応

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KGKのあゆみ

東欧から差別化された大型輸入機で重厚長大産業を中心に対応

わが社は、1970年代から旧東欧で製造されている大型工作機械を調達し、日本の大物部品加工産業へ供給して来ました。発電関連が中心で、タービンや原子力発電所の圧力容器など日本の技術力にはとても必要な機械供給でした。
その代表格として、スコダ社(SKODA)、トス社(TOSS)、シメラル社(SMERAL)など、チェコ製の機械が挙げられます。
かねてよりチェコへは、これら各プロジェクトの対応を目的として、わが社の社員が随時出張していました。しかし、それではレスポンスが悪いため、拠点を開設して常駐させようという動きとなりました。

スコダ(SKODA)社製 大型横中ぐり盤
(写真:スコダ(SKODA)社製 大型横中ぐり盤)

シメラル(SMERAL)社製 縦型鍛造プレス
(写真:シメラル(SMERAL)社製 縦型鍛造プレス)

2007年6月、チェコ共和国プラハにKGK Czech s.r.o.を開設しました。 当面はチェコ製工作機械の輸入を主体とし、将来的にはロシアとの取引も視野に入れ、中、東欧さらにはヨーロッパ全体をにらんだ展開も考慮することとしました。
継続的な輸入機事業の中で、スタラグ(STARRAG)社(スイス)、ワルドリッヒ・コブルグ(WALDRICH COBURG)社(ドイツ)やワインガートナー(WEINGARTNER)社(オーストリア)、ジー・エフ・エム(GFM)社(オーストリア)などヨーロッパ各地から特徴のある機械の取り扱いに広がっています。

ワールドリッヒコブルグ(WALDRICH COBURG)社(ドイツ)製 大型5面加工機・門型研削盤
(写真:ワルドリッヒ・コブルグ(WALDRICH COBURG)社(ドイツ)製大型5面加工機・門型研削盤)

ワールドリッヒコブルグ

スタラグ(STARRAG)社(スイス)製高精度5軸加工機
(写真:スタラグ(STARRAG)社(スイス)製高精度5軸加工機)

ワインガートナー(WEINGARTNER)社(オーストリア)製大型複合加工機
(写真:ワインガートナー(WEINGARTNER)社(オーストリア)製大型複合加工機)

大型機との関係の深い日本の地域としては、神戸から西の沿岸に広がる産業地域があがります。
1982年3月、わが社は兵庫県加古川市に播磨出張所を開設しました。1980年代の当時は、発電関連が主体で、発電用のタービン、ボイラー加工用、蒸気を貯めるための圧力容器を造る工作機械に加え、飛行機、船舶など大型輸送機を工作するための超大型機械のニーズも高く、日本製の大型機も商権として従来から活動してきていました。
大型機械は、景気の波から半年なり遅れて需要が戻る傾向があり、一般機械の売れ行きが戻っても直ぐには戻って来ません。受注から納入まで1年あるいはそれ以上かかる特殊な市場とも言えます。

特に大物部品は、工作機械の中でも日本製の標準モデルでは加工可能サイズに収まらない超大型加工機を要する加工物も色々と存在します。わが社は、広いニーズに応えるため旧東欧からの超大型加工機と日本製の工作機械とを差別化することで、長きに亘る輸入機供給も、欧州メーカーとの信頼関係も堅実に構築して来ました。

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