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アメリカKGK-Iの生い立ちと市場貢献

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KGKのあゆみ

アメリカKGK-Iの生い立ちと市場貢献

1981年10月、KGK International Corp.を設立しました。これは兼松江商との合弁事業であり、イリノイ州アーリントンハイツ市のKanematsu USA Inc.シカゴ支店内に発足しました。
わが社が工作機械専門商社として米国市場へ進出すべく発足し、複数の日本製工作機械メーカーの輸出貿易を本格的に手掛けました。
KGK International Corp.はハートフォード、ニューヨーク、ワシントン、アトランタ、ヒューストン、ロサンゼルスに支店を置いていましたが、いずれもKanematsu USA Inc.の事務所内に併設されたものでありました。
1980年代のKGK International Corp.は、日本人社員12名を含む40名体制でした。

アメリカKGK-Iの生い立ちと市場貢献
(写真:(KGK-I旧ビル Kanematsu USA シカゴ・アーリントンハイツ市に同居したビル)

1993年、KGK International Corp.はイリノイ州バッファローグローブ市へ移転しました。倉庫とショールームが付いた広々とした建物でした。

KGK International Corp. Buffalo Grove, IL 外観 1993年~
(写真:KGK-Iが1993年から入居した、シカゴ・バッファローグローブ市の新ビル)

発足当初、最新技術であったCNC付きの旋盤、マシニングセンター、放電加工機と言った工作機械を商権として、全米の有名企業との取引基盤を築いてゆき、1990年代には、自動化機能付きの量産機の取り扱いがかなり多くなっていました。
1995年頃には、日本人社員8名を含み全米社員数で100名ほどの規模となっていました。
また、日系自動車メーカーは、1998年頃に米国で全盛期を迎え、わが社としても日系自動車メーカー向けの量産用設備も数々対応をさせて頂きました。

発足当時、中小規模オーナー経営で工場を運営されていたお客様で、その後、堂々たる全米トップ10の自動車部品メーカーに大きく飛躍された企業もあります。わが社としましても、お客様の発展の後押しに関われたことをうれしく思います。
工作機械の分野では、対応業種、顧客範囲はものすごく広く、自動車部品、建機部品、農機、列車駆動系部品、航空機部品、船舶・マリン、掘削関連、金型冶工具類、電気製品、医療関連、工具関係などありとあらゆる業界に実績ができました。

NK-4 NC旋盤
(写真:NK-4 NC旋盤)

Millac-4V
(写真:Millac-4V)

EPOC-300ワイヤー放電加工機
(写真: EPOC-300ワイヤー放電加工機)

2SP-2 2軸旋盤
(写真:2SP-2 2軸旋盤)

ACT 2SP-V40 プロダクト説明風景
(写真:ACT 2SP-V40 プロダクト説明風景)

アトランタ展示室 説明PR風景
(写真:アトランタ展示室 説明PR風景)


1989年~1995年当時、米国ビッグ3の一社とも自動車用エアコン機器の刷新化設備として、直接取引にも成功しておりました。工作機械及び工作機械以外の専用ラインの分野でも斬新な技術提供と共に、顧客の信頼を得て来ました。

2000年以降の実績として、欧州の民間航空機エンジンブランド企業の米国内工場向けに、エンジン部品加工用として5軸加工機で加工対応する契約に成功し、3年余りに及ぶ取り組みを経て完全達成した経験も持ちます。

VMP-10 複合加工機
(写真:VMP-10 複合加工機)

VTM-65 APC
(写真:VTM-65 APC)

米国では当社独自の広い展示スペースやターンキースペースを活用し、能力の高いアプリケーション技術者が数多く確保できていたことで、「とことん投入し続ける」ことができました。
米国の自動車部品産業を始め、あらゆる米国基幹産業分野に定評ある加工設備の供給と技術サポートを提供して参りました。日本製工作機械ブランドの揺るがない地位の構築と、わが社の信用を築く事が出来ました。またKGK International Corp.は、製品輸入安全管理面でもトップランキングの外国企業として信用評価を得るまでに至りました。

こうして、2007年までの25年間に渡り堅実に発展してきたKGK International Corp.でしたが、商権の変化と共に規模を縮小しました。

2014年以降、KGK International Corp.では、ワイヤー放電加工機や研削盤の取り扱いの他、ロボットやコンベアーが付属する自動専用装置のニーズを中心として対応しています。

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