大学まで野球中心の生活で、正直に言いますと就職活動の直前まで社会に出て何をしたいのかが見えていませんでした。
ただ、祖父が商社で勤めていたこともあり、頭の片隅で商社で働いてみたいなという気持ちがあったのを覚えています。
インフラや食品など、様々な業界を見ていましたが、その中でも「モノづくり」に興味を持ち業界を絞っていきました。
小さい頃から図画工作好きで、段ボールや木材で電車や車などを作って遊んでおり、「モノをつくること」が好きだった気持ちがこの業界を選ぶに至ったルーツのように思います。
また、目標に対して個人ではなくチームで取り組んでいることを面接や面談を通して知ったことが、入社を決める後押しになりました。
所属している大阪営業部には様々な商材を扱う部署がある為、知識や経験を補い合いながら他部署と協業をして案件を進めることも多いです。
例えばお客様から、漠然と自動化を進めたいと考えている、とお話を頂くようなこともあります。
それを具体化し形にするのが商社の仕事ですが、そこには知識や経験がないと提案の幅が広がりません。
その様な時には別部署の自動化に詳しいベテランの先輩に一緒にお客様へ訪問する同行をお願いし、お客様の「こんなことをしてみたい」を叶えられる方法を一緒に探してもらうなど、自身の領域外の部分をフォローしてもらうこともあります。
ロボットを使った自動化はスペースが必要なため、工場の規模の大きさや費用面から踏み切れないお客様もいらっしゃいます。
それでもある一部の工程を変えるだけで、お客様の希望を8割解決できる。誰も思い描いていなかった角度からの提案をする先輩の姿はとてもカッコよく、お客様には費用面での負担もスペースも最小限にした中で生産効率をあげられたことを大変喜んでいただきました。
自分の力だけでは足りない時、チームで補うことができる。とてもありがたい環境で働いています。
今後は、自分自身も後輩に頼られる先輩になれるように努力していきたいと思います。
私が所属している大阪営業部 営業1課では、モノづくりの根幹である「工作機械」をメインに取り扱っています。スマートフォンや時計、車などに使用される精密部品を作る機械が工作機械で、皆さんの日々の生活を支えています。
私の仕事は、製造業の工場にいる社長、工場長、機械を使っている現場の方に対し、工作機械や消耗品等をご提案、販売することです。
機械やお客様のご状況により異なりますが、機械本体を交換するのは3年~10年に1回のことが多いです。
すでにお付き合いのある既存のお客様には、そのタイミングで声をかけていただけるよう定期的に訪問して展示会のご案内をしたり、ご要望や質問に対し、いかに素早い対応ができるかを意識して関係構築に努めています。
既存のお客様を大切にすることはもちろんのことですが、新規のお客様を獲得するための活動も行っています。
入社2年目のころ、工作機械メーカーの担当者と協力しながら新規顧客獲得に向けた訪問を行っていました。
やはり最初は相手にされず門前払いもしばしばありましたが、1件だけ真剣に話を聞いてくれる社長と出会うことが出来ました。
私が訪問した時点で、新しく導入する設備はほぼ決まりかけている様子でしたが、「一応チャンスをあげる」と引き合いをくれました。
そこから約半年、頻繁に顔を出し、社内外問わず多くの方に相談しながら提案した機械の注文をいただきました。
受注に繋がったことは嬉しかったですが、「桒原さんだからお願いしようと思った」という言葉をかけて貰ったことが忘れられません。
自分の人間性や中身を見て選んでもらえたことに喜びを感じ、「仕事のやりがい」を見出すことが出来た経験でした。
今でもその社長とは、プライベートでも飲みに行ったりと仕事以外でも仲良くしてもらっています。
一台数千万円、数億円する機械を販売することは、お客様にとって社運を左右する重大な決断でもある為、私たちも真剣にそして誠実に仕事に向き合っています。
私が働く上で1番大切にしていることは、「素直さ」です。
分からないことがあったら、素直に聞く。あたり前のようで、なかなか出来ないことだと思います。
教えてもらった記憶はあるものの、メモを見返しても思い出せずに知ったかぶりをし、後悔した経験があります。
それ以来、「新しいことを1番吸収出来る今の時期に恥もプライドも無駄だ」と考えを改めました。自分で調べ、それでも分からないことは先輩やメーカー担当、お客様や後輩にも素直に聞くようにしています。
素直に聞くようになったことでお客様との商談の場でも詳細なヒアリングが出来るようになり、新しい発見と勉強を楽しむ日々を過ごしています。
これからも素直に、そして信頼される営業担当を目指していきます。
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