大学は農学部で、まったく畑違いの分野を勉強していましたが、小さい頃から身の回りの製品の製造工程紹介のテレビ番組が好きだったこともあり、就職先に機械・工業系もありかなと兼松KGKの面接を受けました。
そこで工作機械は「機械を作る機械」「モノづくりの原点である」との話を聞いたのが、本格的に興味を持ったキッカケです。
自分でも調べるうちに自動車や飛行機など、ほぼすべての金属製品に工作機械が関係していることが分かってきて元々受けていた他業界より機械営業の方が面白そうだと考えるようになりました。
また面接では、1人で飲み屋に行きその場で知り合った人と仲良くなるという特技や、宿もとらず渡航するノープラン海外旅行経験、人間を含めた動物の行動原理を研究してきた話を「異なる環境や文化への対応力、営業としてお客様との長期的な関係を作れることに繋がる」と評価してもらったことから兼松KGKの仕事は自分に合っていると感じ、入社を決めました。
所属している東京支店第2部2課は、欧米を担当して機械の輸出入をしています。
輸出はアフターサービスができる現地ディーラーとタッグを組み、日本製の機械を欧州へ販売します。
現地ディーラーが日常的な営業活動を担当するので、それをサポートして拡販するのがミッションです。
現地へ赴いて、ディーラーと一緒に営業したり、機械が兵器開発等に転用されていないかを現地でチェックするような仕事もあります。
輸入はKGKに販売権のある欧州製機械を日本のお客様に販売しています。
自分が売りたい機械があれば欧州メーカーにアプローチし販売権を得て日本国内に展開することもありますし、日本のお客様が探された欧州製機械のメーカーとの交渉を依頼いただき、設備導入までお手伝いすることもあります。
日本と欧米の間には時差がありますが、私は常に最速のレスポンスを心がけています。
大変なこともありますが、自由度の高い仕事をしていると思います。
機械は何年・何十年と使うものですから、購入検討中のお客様にとって「誰から機械を買うか」は非常に大事な要素です。
プラスαのことが出来ないかを常に考え、兼松KGKから、ひいては私大竹から機械を買ってよかった、そう思っていただけるような営業を心がけています。
入社4年目、ロシア向けの日本製機械輸出販売が軌道に乗り出し、モスクワから飛行機で2時間半のエカテリンブルグという町のお客様を訪問しました。
すでに機械を複数台購入いただいているお客様で、工場稼働開始から2年目の訪問でした。
社長は私と同い年で若く、様々なところから融資を受けて新工場を作り加工業のビジネスを開始したという異色の経歴の方です。
社長から夕食に誘われ高級そうなレストランへ行くと、購入した機械に非常に満足していること、お陰様でビジネスも順調で今後も機械購入が増えそうであること、引き続き最大限のサポートをお願いしたいということを真剣に伝えられました。
メーカーがいい機械を作り、KGKと現地ディーラーで販売・アフターサポートを頑張ることでお客様の会社が成長していくという極めて前向きなプロセスを肌で感じ、感無量になりました。
訪問するたびに工場が拡大されていく様を目の当たりにしていたので、販売までの苦労が吹き飛ぶ最高の夕食でした。
ご馳走してもらったステーキとウォッカは、最高に美味しかったです。
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