私は産業機械を取り扱う課に所属しており、日常生活にあふれる『生活消費財』を製造する機械やシステムを取り扱っています。
ターゲットとする様々な市場の中で、国内のプラスチック市場を主に担当しています。
飲料用や食品用、医薬品用や化粧品用など、様々なプラスチック容器を生産するための機械を取り扱います。
当ビジネスを進める上で、高品質な国内機械メーカーの設備を始め、プラスチック製造設備が先進的なヨーロッパ企業の国内販売代理店として輸入機にも対応するため、幅広い知識が必要です。
海外の設備を国内のお客様向けに輸入販売する際には、日本のお客様と共に海外機械メーカー工場へ訪問し、工場見学やお客様の要望にあう仕様の機械であるかを現地で確認をするために海外出張をすることもあります。
初の海外出張は、入社3年目に日本のお客様をドイツの展示会にアテンドする仕事でした。
プラスチック業界では世界一の規模と言われる機械展示会で、約2日間に渡り100社以上の出展企業を視察訪問しました。
限られた時間の中で、お客様が知りたいことや出展社側(メーカー)がPRしたい点を同時通訳し、双方の円滑なコミュニケーションに努めました。
お客様からの専門的な質問内容を通訳することで、自身の機械設備に関する知識の勉強にも繋がりました。
また現地のレストランでローカルフードを楽しんだり、お客様にとっても思い出に残る出張となるようなアテンドを通して更なる信頼関係の構築に努めることも重要な仕事の一つです。
帰国の際には「多田さんがアテンドしてくれたお陰で有意義に展示会の視察ができました」とお言葉を頂き、嬉しかったです。
脱プラ、リサイクルなど変革期を迎えるプラスチック業界に関われることに大きなやりがいと面白さを感じています。
また、自身が関わった機械設備で作られた最終製品をスーパーやコンビニ、自動販売機など日常の中で見かけると、とても嬉しいです。
私たち商社はお客様とメーカーを繋げる仲介役として、ビジネスを円滑に進めることが役割だと考えています。商社という立ち位置で、お客様(機械ユーザー)とサプライヤー(機械メーカー)間のコミュニケーションにスピード感を持ち、かつミスコミュニケーションを防止することを心掛けています。
仲介役ですので、お客様との商談の場で出てきた課題や機械の仕様希望などを正確にヒアリングし、機械メーカー側へ齟齬が生じないように、端的にまとめて伝える力が必要です。
国内ビジネスでも注意深く対応するように気を付けていますが、特に海外メーカーとのコミュニケーションは言語も価値観も異なりますので、双方で情報の歪曲が発生しないように意識しています。
以前、お客様の希望スケジュールを海外メーカー側に伝えていたものの、いざ納品時期が近づき進捗確認をすると予定に間に合わないと連絡を受け、時間や期限に対する価値観も異なることを痛感しました。
納入後のアフターフォローも迅速な対応が求められます。
お客様の工場にて機械設備のトラブルが発生した際には、より早く、且つ正確に原因を特定してメーカーと連携し修理復旧することが求められます。
スピード感を持ちミスコミュニケーションが発生しないよう対応することで早期のトラブル解決に努めています。
これまで日本市場向けビジネスにおいて培った知識や経験を基に、高品質な設備やシステムを海外マーケットで広め、発展させるビジネスに関われる人材になりたいと考えています。
現在私が担当している海外にある兼松グループ企業とのビジネスでは、機械の輸出入にノウハウを持つ当社が輸出入代行を請け負い、機械の納品までを担当しています。
上司が築いたビジネススキームですが、現在は私が引き継ぎ、より多くの商売に繋げられるよう取組んでいます。
輸出案件に関わったことを通して海外での機械販売に興味を持ち、更なるKGKのマーケット拡大を手掛けてみたい気持ちが強まりました。
その為にも今は、国内での商売を引合取得~受注~検収まで一人前に対応できるよう尽力しながら人脈も広げ、広い視野でビジネスに関わっていけるよう経験を増やしていきたいです。
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