オーストリアに本社を置く、創業40年越えの会社。
もともとはLenzing社の子会社であり、機械部品やプラント部品の製造を行っていたが、1986年に「Hydropol」と呼ばれる、機械のフレームに入れることで、減衰性を高める物質を開発しました。
Hydropolは、Framag社の特殊製法により製造される、複合材料ポリマーコンクリートです。
鋳物よりも脱炭素に貢献し、工作機械のみならず、医療機器や試験機器等のあらゆる機械部品業界から注目されている素材です。
兼松KGKは、Framag社の日本代理店です。
「高減衰性・高剛性・高耐熱性」を誇る、Framag社の特許技術。
工作機械などの機械では、スムーズな動作が求められ、ビビり抑制や、工具消耗低減の効果が期待できます。
Hydropolの使用方法としては、フレームの枠組みを設計・製造し、その中にHydropolを注入することで、高い減衰性を持ったベッドを製造することができます。現在、多くの工作機械のベッドに使用されている鋳物と比較しても、振動減衰性能は約7倍であり、鋳物と比較しても木型や砂型を製造する必要はなく、設計の自由度はHydropolの方が高いといえます。
CO2排出対策にも効果的であり、鋳物比で50%の削減できます。
欧州の高級機には採用実績が多くあり、信頼性は高いです。